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いつもお世話になっております。徳島の便利屋カスタムライフアシストの寒川です。

本日、今年最初の大一番であったメンテナンス作業が無事終了しました。

半期に一度の某工場の一斉停止。大規模SD(シャットダウンメンテナンス)の責任者として参戦し、無事に本日操業再開と相成りました。

快晴の海沿い

半年前の夏、、、猛暑?いやいや気が狂うほどの暑さの中、初めて責任者として参戦し、無事に完了した実績を見込まれて、今回も責任者として抜擢されました。

この工場のSDに参戦させてもらうのは今回で4回目となりますが、一番最初は「火の番」として作業内容や技術などはまったく期待されていない状態で参戦したのが始まりですから、自分でもよくやってきたと思います。

3回目にして、初の管理業務。図面と現物をにらめっこしながら、職人さんに作業指示をしつつ、自身も同じように作業。

夜業の繰り返しの中、疲労困憊し思考回路は停止寸前で、泥のように疲れ切った身体のはずが、夜もほとんど眠れず、寝ても悪夢を見るのみ。そんな苦労三昧の現場ではありますが、無事に乗り切った事が昨日の事のように思い出されます。

さて、今回4回目となるSDにて前回同様責任者として管理業務を任されたわけですが、前回の内容とは全く違っておりました。

実は、元請会社様も今回のメンテナンス個所は初めての試みであり、毎回断っていた内容であったのです。

しかし、その元請会社の担当者様から、今回初挑戦の個所があるのだけれど、お前出来るのか?と打診があり、事前現地調査を行いました。

現地調査の結果、困難な施工になる事は半分見えていましたが、この大一番から逃げるのか?それとも挑戦してみるのか?と自分に問いかけ、一晩考えた末、挑戦してみることにしました。

それからはその工区の担当者として、元請け業者を飛ばして、直接私と工場の担当者様と打合せを繰り返し、今回のSDを迎えたわけです。

ですので、前回と同じ担当者とはいえ、重い重いプレッシャーがのしかかっておりました。

前日の夜、親しい飲み友達と新年会を開いて飲んでおり、その時に何度弱音を吐こうかと思い、考え直した事でしょう。

今弱音を吐いてしまったら、逃げ出してしまいそうだったのでグッとこらえて平静を装っていました、、、

そして迎えた運命の1月14日。

まずは、SD前の準備工です。

機械の調整や、道具の準備など、明日から始まるSDに備えて十分な準備をします。

これからは時系列で記録しておこうと思います。

15日(日曜日)

撤去予定の機械周り配管などを調整し、無事終了。いよいよ明日本体のメンテナンスに取り掛かります。

16日(月曜日)

今回の工事に必要な機械一式、レベル(測量機器)、爪ジャッキ(20tのテーブルコンベアを持ち上げる装置)、ウエルダー(鉄を溶接するための発電装置)が予定時刻を過ぎてもリース会社から届きません。

なんと、凍った路面でスリップし横転したとの連絡が、、、幸いにもドライバーは無事だったようですが、到着する予定の機械はほぼ大破!代わりの機械が届くのは明日になるとの事でした、、、

なんと、、、それらがない事にはまったく何も出来ません、、、工程が一日遅れる事になり、お先は真っ暗です、、、

その日の昼過ぎに、無事だった爪ジャッキのみ届きましたが、予定台数の半分以下で、その台数では到底機械を持ち上げる事は出来ません。

いったいどうしたものか、、、しかし機械が届かないからと言って操業を遅らせる事は出来ません。

一時は、作業員さんとともに途方に暮れていましたが、いつまでもウジウジ考えていても始まりません。

今できる事を少しでも進めようと、皆にハッパをかけて作業を開始しました。

無事だった数台の爪ジャッキを使い、機械の一部のみをジャッキアップ。

なんとか片方だけ持ち上がった機械の底に潜り込み、セットしなおす予定の土台寸法を測量。

手が入らず、完全には測量出来ませんでしたが、一か八か基礎となるライナープレートを加工。

アンカー穴や、高さなど、ほとんど感覚で加工を進めました。完全にジャッキアップした後、このプレートが合わなければ一巻の終わりです。

新たに加工してやり直す時間はありません。しかしこの作業をしておかないと物理的に間に合いませんので、GOサインを出しました。

加工している鉄を見つめながら、ああいったいどうなるんだろうか?という不安に押しつぶされそうになりながら、プレートを切断していきます。

だんだんと疲れてきて(ハイになって)、鉄の切屑が舞うのを見て、幻想的だなあ、、などと思いつつ本日終了。

17日(火曜日)

いよいよ、機材一式到着。

本格的に作業を開始します。早速ジャッキをセットしテーブルを一気に持ち上げます。

真っ先に、昨日加工したライナープレートが合うかどうか確認。

一部、不具合はあったものの修正可能な範囲!!なんとか基礎として利用できる事を確信してホッと胸を撫で下ろします。

その後、レベルを用いて、機械の水平を調整していきます。

かなり大きく、延長が長い機械ですのであっちを上げればこっちが下がる、こっちを上げればあっちが下がる、、、といった状態で何度も何度も調整を繰り返します。

何度も調整を繰り返すと、作業員さんも疲れてくるので、頭をフル回転させ、電卓を叩き、調整を続けました。

許容範囲は、+0mm、-1mm。

これを超えてしまうと、製品が上手く流れず、ストップしてしまいます。

いやーな汗をドロドロとかきながら計算を続け、夕方には無事、許容範囲内で調整完了。

今日2回目のホッと胸を撫で下ろし、その位置のままジャッキを固定して終了となりました。

18日(水曜日)

本日よりいよいよジャッキアップした機械の底に基礎となるライナープレートを設置していきます。

プレートをアンカーに溶接し完全に固定していきます。

しかし、この溶接作業が危険なのです、、、

この工場は、火気厳禁であり、見渡す限り燃えるものばかり、、、万が一何かに溶接の火花が引火しようものなら大惨事となりうる可能性があります。

空気中には無数のダストが浮遊しており、その目に見えないダストにも引火する可能性があります。

あらかじめ申請してあった臨時火気使用届により今日一日だけ溶接作業は許されておりますが、火の番人を数名常駐させた後、厳戒態勢となります。

そうです、私が初めて呼ばれたのは、このような火を使う作業の番人だったのです。つねに水を蒔き、霧吹きで空気中の乾燥を減らし、飛んだ火花をもみ消すことに徹する作業でした。

作業する事もなく、ひたすらホース片手に種火をもみ消すだけの役目、、、

あの時は、まだ事の重大さに気が付いておらず、実に退屈な作業だなと考えていたことを思い出します、、、

そのような事を考えながら、次の段取りをしていましたが、ふと不安が押し寄せてきました、、、

昨日のレベル計算値が確かに合っているのか、、、もし、足し算引き算を間違えていたならば、、、

設置した土台の上に機械を据え付けた時、傾いていたならば、、、水平でも高さが許容範囲を超えていたならば、、、

そんな、マイナスの結果しか浮かんでこなくなりました、、、

しかし、ここまできたら自分を信用するしかありません。レベルを用いて測量したのは私のみです。

誰の責任にもする事は出来ません。腹をくくるよりほかなかったのですがなかなかくくりきれませんでした。

そうして、夕方に基礎設置作業は無事終了、火災になる事もなくまずは第一段階クリアです。

そして、いよいよ今回の工事のメインイベントであるジャッキダウンです。

各人配置についた後、ジャッキの油圧をゆっくりと抜き、テーブルを降下させます。

ジャッキのストロークが完全に終わった時が、テーブルが基礎に乗った状態です。

ジャッキの力が、基礎に移った瞬間、メリメリと音を立て機械が完全に基礎の上に降りた事を知らせます。

この、メリメリが重要なのです。下がり代が何ミリあるかによって高さが変わってきます。

その下がり代も計算済ではありますが、はたして、、、

急いでレベルのレンズをのぞき込み最終チェックをします。

22本中18本までが±ゼロ!4本だけが-1mmとなりました。

つまり全脚許容範囲内!!

成功です!!

歓喜の声を上げました(心の中で)

今回もギリギリ。その数時間後には試運転が始まり、明日には再稼働が決まっています。

なんとか無事に終えることが出来て本当にホッと胸を撫で下ろしました。

今回に限っては本当に自分を褒めてやりたいと思います。

あの時逃げなくてよかった。

現場を不安にさせることなく平静を保つのもとても辛かったです。

誰にも相談する事が出来ず、苦しかったですが、やり遂げることが出来ました。

おめでとう!ありがとう!

19日(木曜日)(最終日)

本日、いよいよ再稼働。私が指揮し調整したテーブルコンベアの上を実際の製品が流れます。

製品が流れて初めて完了ですので、ドキドキしながらラインを見つめます。

ピーコン、ピーコンという警告音とともに製品が流れてきます。

祈るような気持ちでそのテーブルに製品が乗り継ぐ瞬間を見ました。

引っ掛かる事も、傾くこともなく、製品は無事そのテーブルを通過し、次の工程へと流れていきました。

おめでとう!ありがとう!よくがんばったな!どういたしまして!

その後、現場の後始末をし、まだ作業中の他の工区へ応援に行きます。

そこでは、足場の上に立ち、ペンキを塗ったり、雨仕仕舞いのコーキングを打ったりと作業は続きました。

作業ってなんて楽しいんだろうと思いましたねぇ。

そして全工区無事終了してお開き。

この瞬間がたまらなく好きです。

疲労困憊した身体ではありますが心地よい達成感と充実感で元気になりますね。

頭を使う、身体を使う、ホワイトカラー、ブルーカラー、世の中は職業差別がまかり通っています。

どちらかと言えば、頭を使うホワイトの方が上で、身体を使うブルーが下であるとの偏見がまかり通っていますが、そんな意味のない垣根なんてどうでもいいですよね。

そして、その両方ができたら最強じゃね?

と考えていますので、これからも頭をフル回転させつつ身体もバリバリ動かして色んなものに対応できる知性と体力を見に付けたいなと思いました。

この度は本当にお疲れ様でした、自分(笑)

うそうそ、皆様本当にお疲れ様でした。

それでは皆様また次回!!

これからご褒美に取っておいた、ローリングストーンズの新譜を肴にゆっくりと呑みたいと思いますです。ハイ。

ブルー&ロンサム

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